管理番号 | 新品 :27644632 | 発売日 | 2024/05/22 | 定価 | 8,000円 | 型番 | 27644632 | ||
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第13回世界ジャンボリーの記念ループタイです。新品・未使用の、いわゆるデッドストックです。
撮影のためにビニール袋から出しましたが、撮影前は当時のセロファン
のようなビニール袋にくるまれたままの状態でした。さすがに劣化して
パリパリでしたが、よくも約半世紀間、このような状態を保っていたと
感心します。
この時のシンボルマークはデザイン的にも良くできており、濃紺のブルー
地を輪郭の白の縁取りが、きりりと引き締めています。本当に優れた
デザインで、比類無き美しさです。エンブレム部分のサイズは縦が
約3.5センチ、横が約2.2センチです。ヒモを二つ折りにした長さは
約52センチで、首にかけるとちょうどネクタイの長さです。先端に金属
の索端止めがついていて、適度の重量で真っすぐに垂れます。
13回は日本の朝霧高原で開催されました。1971年でした。あれから
既に約半世紀が経過したことになります。あの時は2万人以上が集まって
子供心に凄かったことを憶えています。夕暮れの中をアメリカ隊が隊列を
なして歩いていたのを、思い出します。
sound off! one two sound off! three four cadence count!
one! two! three! four! -- one! two! -- three! four!! と独特の掛け声で、
最後の所はシンコペーションになってて、カッコ良かったですね。
sound offは、サンドーと聞こえて、ずっとsand だと思っていました。
当時はベトナム戦争の真っ只中で、悲惨な戦闘が繰り広げられており、
王子の陸軍病院や横田の空軍病院、そして横須賀の海軍病院も、ベトナム
から空輸されてきた負傷兵で一杯、相模総合補給廠はフル回転で壊れた戦車
を修理してベトナムに送り返していた、そんな時代でした。
この大会の医療サービスは、在日米陸軍と在日米空軍で運営されました。
今考えても凄いことです。
エンブレムのサイズは大き過ぎず、控え目な中に素晴らしい細工がきりりと
光り、宝石のようです。この当時の日本の七宝ワークは素晴らしく、今でも
美しい状態を保っています。七宝を耳かきのようなもので盛って行き、焼き
入れ、磨きといった作業を全て手作業で行う工芸品です。特にこのループタイ
のように、白の縁取りを綺麗に回しこむのは難しいそうです。今は七宝の職人
さんも少なくなり、高齢化で目が悪くなっていることから、このような七宝
のループタイはもはや作成できなくなっています。大変残念なことです。最近のネッチリングは金属プレスとカラーペイントのものばかりで、七宝の
ものは殆んど見かけなくなりました。1990年以降のものは駄作ばかりで、
私の心に響くものが全くありません。大きな大会があると、今度はどんな
記念品が作られたのか・・・と、子供心に楽しみだったものです。最近の
スカウトは、駄作ばかりで、本当に気の毒です。プレミアがつくような素晴
らしい美術工芸品並のネッチリングなどの記念品を、日本の匠の技を結集
して作成したいものです。こうなったら、七宝の職人さんが御健在なうちに、
自分で作成するしかなさそうです。
この1971年世界ジャンボリーのループタイは、ハッタリが効くこと請負
です。これを身につけてエッジの効いた素早い敬礼をすれば完璧ですね。
人は見かけで判断されますので、普段着でもこれを付けていれば、一目置かれます。
私のコレクションからの出品です。二度と手に入らない貴重品です。
どうぞ宜しくお願いいたします。
【補足】
濃紺の七宝部分は、実際にはもう少し透明感があります。この光沢が七宝の
美しさですね。 この商品はヤフオク!一括出品ツール「オークタウン」で出品されています。